6月代表質問と答弁要約 ③よりつづく
(質問と答弁はそれぞれ要約しています。詳細は議会Hpでご覧ください)
(代表質問と答弁要約①~④までが1問目です。
A&A 特別会計補正予算(第1号)についてです。
これまでの調査では、土壌汚染はない、と議会答弁されていたと思いますが、今回土壌汚染の調査費が計上されています。土壌汚染の状況、経過について伺います。
市長答弁
「地中障害物等調査業務委託において、土壌汚染の調査を行ったところ、
12筆から基準値を超える特定有害物質を確認した。このうち4筆については、汚染範囲をと特定するために更なる調査を実施するもの」
事業費についても増額変更されたばかりですが、土壌汚染の処理については、どのような方法を見込んでいるのか。また、土壌汚染により事業費全体に影響があるのか伺います。
市長答弁
「現在把握している土壌汚染については、全量廃棄を見込んで事業費を算出している。今後事業を進める中で、新たに土壌汚染を把握した場合には、換地設計をおこなう上で、事業費への影響が少ない対処法を検討していく」
廃棄物混じり土の調査費用も提案されていますが、どのように再利用するのか、再利用できるのはどの程度の量を見込んでいるのか。また、調査は現地で行うのか、具体的にお示しください。
市長答弁
「土の性状により判断することになるので、現じてんでは、見込み量を示すことはできない。調査は現地にいおいて試料採取を行い、調査機関において土質試験を実施する」
橋本駅周辺のまちづくりについてです。
(仮称)大西大通り線については、令和3年の3月議会において答弁された事業費内訳には、一切計上されず、令和4年3月議会の2月9日の議会運営委員会の後に突然示されました。
唐突感が否めません。庁議決定経過について、詳しく説明を求めます。
市長答弁
「昨年3月に県や鉄道事業者などとの間で概ね合意をえた。
土地区画整理事業については昨年9月の庁議を経て意思決定を行った
その後、土地区画整理事業と一体的に整備する本道路については、財政状況をなどを 踏まえ、慎重な議論を行った結果、本年1月の庁議を経て意思決定した」
地権者によっては、この都市計画道路にかかわる説明と、地下をリニアトンネルが通過するといことで、地上区分権のことでの説明を受けるなど、市から2重の説明を受けているという方もおられるようです。
突然の説明を受け、衝撃を受けておられますが、この新設道路について、地権者への説明はいつ、どのような内容で行ってきたのか伺います。
市長答弁
「本道路を位置付けている広域交流拠点整備計画は、市民説明会等による周知を実施するなど、市民の皆様のご意見を反映して策定し、計画策定以降も要望に応じて説明をおこなってきた。
あまりに急な今回の(仮称)大西大通り線の説明は住民を軽視するものであり問題だと考えます。丁寧な説明と納得が前提となるべきだが、なぜここまで急に進めることとしたのか。今後どのように進めていくのか伺う。
市長答弁
今後も6月中旬から地権者や近隣住民を対象にした説明会を開催する」
(2)事業費について
令和3年の3月議会には事業費が372億円、一般財源ベースで157億円という答弁でしたが、一年後の令和4年2月には、総事業費約538億円、市費は330億円とほぼ倍増しています。これらの事業費は、現在の急激な物価高、資材費の高騰等は加味されていないのではないかと思われますが、積算根拠を伺います。
市長答弁
「現時点の事業費については、一定の物価上昇を見込んでいるが、今後の社会情勢を注視し、急激な物価変動等が生じた場合には適切に対象していく」
今後、現在協議中の京王線移設事業の費用が加われば、さらに増額すると思われますが、これらの財源は担保されているのか伺います。
市長答弁
駅移設については現時点で決定しておりませんが、移設する際の役割分担や費用負担の協議行っており、協議が調い次第、庁議などを経て意思決定を行っていく」
また、リニア駅に伴う本市の地域経済への波及効果については、大規模事業評価の時に、本市独自に試算するとこれまで答弁されてきましたが、この事業の費用対効果、地域経済への波及効果について、伺います。
市長答弁
大規模事業評価の手続きにおいて、地域経済への波及効果は試算していない。
各事業の「費用対効果」を算出している。事業が有効であることを確認している
本事業の土地に関連する当面の税収増加を年間3億円程度見込んでいる」
最後に、相模原市行財政構造改革プランについてです。
タウンミーティング「まちかど市長室」での説明で、市長は、タウンミーティ構造改革プランについて、相変わらず、816億円の赤字という資料をもとに説明しています。私も傍聴させていただきましたが、出席委員一人2分間1問目のみ、2時間のうち圧倒的な時間は、市側が話していました。
事実に反する資料を使っていることや、会議の流れなど、違和感を覚えましたが、このような説明会をどう評価しているのか伺います。
市長答弁
本年3月から22地区、16会場で順次実施している、私みずから直接お伝えすることで、その真の目的や必要性をご理解いただけていると認識している。今後の具体的な取り組みを進めていく上での貴重な機会になっていると考えている」
銀河アリーナの今後のあり方に係る市民アンケートを実施して、HPにもアップされていますが、その結果に対し、市長はどのように受け止め、今後はどのように検討していくのか伺います。
市長答弁
無作為抽出の市民5000人にアンケート実施。約半数が回答
維持せを選択した人が63,8%
廃止を選択した人が19.6%
それぞれの意見を重く受け止め、慎重に検討を行い今年度中に方向性を決定していく」
構造改革プラン初年度、令和3年度のマイナス19%のシーリングを設定していましたが、出納閉鎖もされた現段階で、結果的にどの程度の規模となったのか伺います。
市長答弁
「マイナスシーリングの影響額は一般財源ベースで、約32億円
また、令和3年度の決算は大幅な黒字の見通しが示されましたが、令和5年度以降も、このままマイナスシーリングを継続していくのか伺います。
市長答弁
令和5年度以降については、適宜検討していく」
国も急激な物価高に対して緊急対策を実施している状況にあって、市が 扶助費の見直しによって、市民サービスの大幅な切り捨てを行うタイミングではないと考えます。見直しの凍結が必要と考えますが、見解を伺います。
市長答弁
「真の目的を達成するため、着実に推進する必要がある、
扶助費を始めとした社会保障施策等の見直しについては、事業の廃止、縮小だけでなく、新規事業の実施も含め、時代に即した包括的な支援が行えるよう検討をすすめていく」
そもそも、長期財政収支を推定していた時期と今は歳入歳出で、大きな情勢変化があり、数値的にも大きな乖離が出ているのですから、各年度の積算根拠を見直し、もう一度見直すためにも、このプランはいったん撤回すべきと考えます、市長の見解を伺います。
市長答弁
「現時点においても、中長期的に多額の歳出超過が見込まれていることから、引き続き、本改革プランに基づく取り組みを着実に進めていくことが必要と考えている」
以上で1問目を終わります。
今回、1問目部分だけ、Q&A 要約をアップしました。
1問目答弁を受けて、2問目―答弁、 3問目ー答弁、とづくくことになります。
市ホームページ、市議会の項で動画でもご覧にいただけます。