森林行政、「災害に強い森林づくり」等の項目で5名の方が質問しています。
今回の台風19号の土砂崩れ等での被害から、「森林」が「自然豊か」と「風景としてめでるものではなく、いざ自然の猛威に襲われたとき、人間社会への脅威になるか、身をもって知らされたわけです。
過去にもあったことでしょうが、これからもあるかもしれないこととして、どう対策を
取っていくのか、中山間を抱える相模原市、この教訓をどう生かしていくか、です。
数年前ですが、緑区橋本にお住まいの方から、「自分の山」を見に行こう!と誘われました。この方は先祖から山を受け継ぎ、「金」にはならないけれど、間伐もきちんと行い、健全な山を維持管理してきた。隣の山と見比べてごらんなさい。
一目瞭然でしょう!、と。
確かに、しっかりと根付き、生き生きと「健康的」「力強く」天に向かって伸びる木々。
山を荒らしては先祖様に申し訳ない、と。
50年、100年レベルの話になってきますが、「自然」は、正直。
神奈川県も森林税を県民から徴収しています。
水源地である相模原市。県民の水がめとしても、健全な森林づくりへ、
県と連携して、しっかりと責任を持って進めていく時です。
それぞれの質問者の思いが伝わる、タイムリーな質問です。
先日の建設委員会で、公道への土砂崩れの対応について、
道路部分は市が対応しますが、民地の山の部分について、聞きますと、
今県と協議中とのことでした。
民地だと、個人が対応というのは、費用面だけでも、不可能な場合もあるでしょうし、行政の責任という点がどこまでなのか、という点など、今後も注視していきます。