11月12日、13日に行われた議員全員協議会で、
「相模原市行財政構造改革プラン」の説明が行われました。
「相模原市総合計画の基本構想(令和元年6月議決)で描く本市の将来像を実現するために、行財政運営の構造を抜本的に改革する必要がある」ことから、「相模原市行財政
構造改革プランを策定する。と。
本市の財政状況を5項目で説明しています。1~3までは、これまで指摘されていた点ですが、今回新たに
4、「麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業において、一時的に多額の経費が生じることが想定されており、本市財政を取り巻く環境を益々厳しいものとしています」、と。
???と思って先を読み進めると、
「なお、麻溝台・新磯野区画整理事業に係る地中障害物処理費用の一時立て替分を含んでいます。」 と。
えっ! 地中障害物処理費用の一時立て替分を含んでいます。」 って?
何を意味する?
で、質問しました。
すると、答弁は、60億円~100億円のごみ処理費用を市が一時立て替える、ということらしい。
で、質問しました。
60億円から100億円って幅があるけど?
100億円を令和2年度からR5年までの4年間、建て替える、よう。
(この考え、方針、唐突!初めて聞くことです!)
さらに、
「長期財政収支の状況」(令和2年度から令和9年度まで)推計では、収支、毎年赤字
最終年度2027年は134億円も赤字!
という数字。
「今後具体的に削減目標額や主な廃止・見直し事業を明示します」と。
(市長の選挙公約はどうなるんだろうか?)
さらに進んで、
令和2年度予算編成方針では、実施計画(前期)が存在せず、(1年間策定しない、空白にする)
「実施計画事業にあっては、取捨選択の基準がないことから、原則として、新規・拡充事業の凍結」及び「今後本格化する大規模事業の一時凍結」を行うこととする」、と。
ただし、 ア、市民生活に直接かかわる喫緊の課題に対応するために必要となる経費
イ、災害復旧等に係る経費
ウ、公共施設の長寿命化事業、橋本駅周辺整備推進事業、(仮称)新斎場整備事業、次期一般廃棄物最終処分場整備事業等 行政の責務として必ず実施しなければならない事業は実施していく
橋本駅周辺整備推進事業、進めるって?
で、質問しました。
「京王線の駅移設事業は?」 (リニア橋本駅側に京王線の駅を移設するー乗降客の利便性向上のために)
答弁は計上していない、と。
えっ、京王側と「協議中」って、ずっと答弁していたのでは!
で、「大規模事業を一時凍結」、の大規模事業の具体的事業名を質問しましたが、答弁はなし。
で、振り返って、前市長の時に市が言ってきた大規模事業は、
こちら
大規模事業は見直し、凍結等が必要なものも確かにあると思いますが、このような急激な
市の方向転換、市民への説明があまりに不十分だと感じます。
気になるのは、相模原市は市単独扶助費が第1位だと強調している点です。
まさか、ここを削減していこうとしていなか、注視していきます。