昨日 19時半~の陽光台公民館運営協議会を傍聴しました。
傍聴者は私ともう一人、2人でした。
市の生涯学習課職員は4人。
いただいた資料は、終了後回収されますので、
記憶、メモに基づき、一部のみを感想含めて紹介します。
市は、今後こうした運営協議会、27か所全て
を7月までの終了していく予定です。
陽光台公民館の質疑、意見交換は、少なく、
短時間で終了しました。
興味深かったのは、
資料の「陽光台 公民館振興計画」です。
基本理念、重点目標、活動計画等が記述されています。
そのタイトルだけ見ても感動ですが、
提案される使用料有料化との整合性に
私は違和感を感じるのですが、推進の考えの方は、無理なく、受け止めておられるのでしょうか
陽光台公民館 基本理念
①誰もが主体的に学べる生涯学習の拠点
→誰もが、ではなく、使用料を払える人は、に変わることになるので は?
②仲間づくり・地域づくりの拠点
③豊かなくらし・生きがい・地域文化創造の拠点
(私の心の中の感想)
→公民館主催事業、自治会等の事業なら無料だけど、
自主的にサークルつくって、「豊かなくらし・いきがい」を
追求しようとすると、使用料がかかることになる。
市は、影響のない位の低額だから、としていますが、この金額は
固定的金額ではなく、今後変動していく数字。
「負担感のない低額」は将来的にも
担保されているわけではありません。
それに、負担感はそれぞれの家計状況で異なります。
貧困・格差がどのように表れてくるか、私は心配です。
朝日新聞デジタルニュースで、「60歳以上の2割、子や孫へ
生活費負担。働いているのに生活費が不足すする子や孫をささえ ている、との内閣府の調査のようです。
公民館を利用している方の多くは高齢者ですが、生活は「楽」ではない、ということです。
この記事の数字によりますと、
60歳以上の平均収入は月10万円~20万円未満、32,9%
20万円から30万円未満が26,4%、
5万円~10万円未満が15,2%
(橋本公民館の利用者団体協議会会長は、団体数の減少や利用者 の減少を危惧する発言をしていました。)
この公民館の基本計画で、さらに感動なのは、
重点目標
①魅力ある事業の展開
②仲間づくり・地域づくり
③心の居場所づくり
④利用者団体数、利用者の増加
これらの目標と「使用料有料化」、考え方としても、影響としても、
やっぱり整合性が取れない気がしてなりません。
今後のことですから、断定的なことはいえませんが。
で、この4つの具体的目標のうちの、3番、「心の居場所づくり」というタイトル、
えっつ! という感じの文言なので、見ていきますと、(急いでメモした部分なので、正確ではないかもしれませんが)、このように記されています。
「現代は、人の温もりに接する機会が希薄になっています。
いつでも気軽に出入りしおしゃべりができる地域のサロン的な
場や仲間同士で学び合い、生きがいと心の安らぎを得る場が必要です。陽光台は人口約1万人、公民館区としては中央区内に最も人口が少ない館区ですが、だからこそ地域の誰もが顔見知りになれるような暖かい日差しに満ちた陽光台の風土にあった心の居場所を目指します。」
そうです。このサロン的、これが公民館とはなんぞやの原点の考え方、無料の原則の意味なのではないでしょうか。
ある公民館館長代理(市の職員)が話された、「公民館は地域の茶の間です」といった言葉を思い出しました。
これって、公民館主催事業として、「おしゃべりの場」なら無料、
自主的サークルなら「有料」。(1年間は無料にしてくれるとか?)
「公益性があるかどうか」、「誰かを助けるための活動」で「評価・査定」を受け、該当しなければ「有料」です。
金額がどうこう、というよりも、公民館の在り方の
根本思想が変わってくるということです。
質疑意見交換について・・(関心を持ったもののみ、メモによるものなので、このような趣旨、程度に受け止めていただければ)
①時間区分 1時間あたりの使用料が記されているが、
夜の枠、4時間となっている、2時間しか使用しなくても、4時間分使用料となるのか?
→市A。「枠をキープした」ということ、他の人は使えないので、
4時間分を払ってもらう。「枠の分」というルール
委員ーおかしい、使う分だけ払うべきでしょう!?
細分化は?
→A館長会議で2H単位に区切ろうかとの議論もある。
まだ、決定していない。
券売機の価格は?
市民への周知は?
利用者団体へは?
どのくらいの収入を想定している?
(意見)今回は市民の意識改革、 これまで、税金で無料だったが、公平性等の観点からも負担していく、という市民の意識を変えていく意識改革が大事
市、この意見に「嬉しく思うった」、と。
予約の仕方は?
→現状、使いづらさなど、課題もあるので、システム改修をする予定、
議事のすべてを網羅しているわけではありませんし、
私の感覚をとうしての内容ということを再度申し上げたいと思います。