2017/02/13

日本国憲法を今こそ! 尾崎行雄は

日本国憲法第二章  戦争の放棄
「戦争の放棄、戦力の不保持・交戦権の否認」

第9条
  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
 国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを
 保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

日米首脳会談や記者会見の様子や、北朝鮮のミサイル発射など、
きな臭い動きがありますが、そんな時、ふと思い出される、尾崎行雄。


民主政治読本
尾崎行雄著 石田尊昭「解説・編集」 世論時報社
 たまに、ひも解いていますが、

「第3章 輝く新憲法」、
新憲法の花:戦争放棄  を紹介します。

この項では、憲法9条を引用後

「なんと堂々たる大宣言ではないか。
私も多年の平和論者であるが、正直いって、ここまで徹底してはいえなかった。
私はこの原案の作成者と、この原案の冒頭に
「日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を希求し」という文言を加えて、これを可決した議会に心から敬意を表する。

 この条文の審議にあたり、「わが国だけが戦争を放棄しても、他国が
これに賛同しない限り、その実効は保証されないのではないか」という委員の質問に対し、政府は「この規定は、わが国が好戦国であるという世界の疑惑を除去する消極的効果と、国際連合自身も理想として掲げているところの、戦争は国際平和団体に対する犯罪であるとの精神を、
わが国が率先して実現するという積極的効果がある。

 現在のわが国はまだ十分の発言権を持って、この後段の積極的理想を主張しうる段階に達していないが、必ずや、いつの日にか、世界の支持を受けるであろう」と答えたと報告されたが、この答えも誠に結構である。

 ただ一言、老婆心を持って言っておきたいことは、この一片の文章を見ただけでは、わが国を好戦国であるとする世界の疑惑を取り除くことはできないであろうということである。
この上は、日本人の生活のあらゆる面において、われわれが真の平和愛好者であることを、実践を通して証明しなければならない


安倍首相とあの、トランプ大統領が異様に「親密さ」をアピールする姿が
報じられ、
そして、北朝鮮がミサイルを発射と、報じらた。


きな臭い動きが進む

戦争は、国の発動の前に、国民の支持を必要とするから、
「情報」を「戦争やむなし」の方向へと、あらゆる手段で拡散される。

戦争しない「事実」を70年間、きづいてきた日本、日本国民。
戦争の最前線に立たたされ、「殺し、殺される」のは、国民。
殺された無念、殺した苦しみは、消えることはない。

「国の発動」で戦争は始まった
大本営発表で、国民は「事実」を信じ込まされた
戦争反対や疑念の声は弾圧された

悲惨な戦争の結果、
戦争を発動し、世論を誘導した人たちの責任はきちんと
取られただろうか、
国民は「二度だまされない」と痛恨の誓いをたてははず・・・・

「騙されない国民」が、歴史を前に進める・・



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