本日午前10時より、宮下本町、境川近くに、「15才から20才まで」の青年の「自立支援ホーム」が開設となりました。ご案内を頂き、出席させていただきました。
名称は「オリーブ」。NPO法人スカーラが開設。相模原市児童自立生活援助事業(第二種社会福祉事業)
養護施設入所児は中学卒業と同時に退所せざるを得ず、「自立」が迫られますが、「自立」のスキルが十分でなかったり、就労や悩みなどの相談にきめ細かく寄
り添ってもらう環境から遠のき、社会にでてからの困難に挫折したり、学歴等での格差のなかで、生きていくことになる現実があります。
困難に際したとき、励ましを受けながら、社会的自立にむけた「家庭的環境」として、「自立支援ホーム」女性6名定員の施設です。これまでは県の施設にお願いしていたようですが、市内の青年のニーズに市内で応えることができるようになったのです。
開所式には行政、児童相談所、若者サポートステーションセンター等の関係者やスタッフなどが参席し、その後の懇談では、子ども、青年の成長発達に関わる方々との交流はとても印象深いものとなりました。
特に、ホーム長のお話しは、現代社会の中での青年の貧困、家庭環境の中での、子供、青年の育ちの上での困難、貧困と格差が自己肯定感や、困難を乗り越える上での力のよりどころとして、ホームを立ち上げたことなど、感動的な内容でした。
人間社会の中で起きる、痛ましい事件や社会構造、その中にあっても、「良心」「愛」「福祉」で支え合うことの大事さを改めて感じました。