参議院国土交通委員会で、リニア評価書に関する議論がされています。
辰巳孝太郎議員が質問していますが、この間、リニア環境影響評価準備書が提出され、各知事からの厳しい意見書提出、それに対し、1ヶ月弱で、評価書が出さ
れたことに対し、まず、短期間で提出された評価書はこれまで出されていた、環境への懸念を払拭したと考えているのか、」との質問には、評価法に基づいて知
事の意見がどのように反映されているか、精査しているところ」との回答で、現時点での明確な評価が示されていません。
辰巳議員も特に大きな問題として、残土問題をまた、取り上げています。
前回3月13日の委員会では、残土置き場所候補地が示されているのは、全体面積の約6%であったものが、今回の評価書では22%、盛り込まれている、と。 ということは、78%は示されていない、ということ。
「残土の行き先が大半決まっていないのに、突っ走るべきではない」との指摘に対しては、
大田国務大臣、「そういう表現はあたらない」と。
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辰巳議員は、「JR東海は自治体や住民の声を聞く姿勢がみられない、このような事業に国土交通省が着工のお済付きを与えてはいけない、と主張しています。
環境省、国土交通省、今後、国会での議論が注目されます。
10年間で200兆円、国土強靭化法のもと、大きな土木工事がすすもうとしていますが、リニアでも税金軽減が始まっています。