2013/08/31

1時間半、聞く、聞く・・・。カウンセラーじゃないけど

積極的傾聴法、ってどんなノウハウなんだろう。

昨日のことですが、午前9時頃でしょうか、電話がなったので、出かける前でしたが、電話に出ました。

高齢の女性の方です。

前にもかけたけど、とのお話でしたが、私は名前も、内容も記憶にありません。

話しているなかから、この方は、私にではなく、他の議員にかけたことがあったこと、勘違いしていることがわかってきたようですが、

話す、話す、

1時間半

おそらく興奮状態

初めは、広報の中の記事について、「ムダな税金の使い方やめろ」「何度も県に言ってきたが、変わらない。あんたからも言ってくれ」みたいな、感じ。 見ていないのは勉強不足だぞ、とのおしかり。

それから、生活保護バッシング、公務員給料減らせ、議員減らせ、と。エスカレート。

共感できないのですが、少し心配な感じの高齢女性のですので、電話で論戦を正面からするんも、どうかな、と思いながら聞いていますと、

時々自分がどんなに頑張って来たかの話しがあるので、ご本人のことについて、ちょっと話しを振り向けると、

話す、話す。

どんどん話す。

夫が脳溢血で倒れ、それも2回も。

子どもたちへの教育はものすごく力をいれたようで、子どもたちは留学も。

でも夫はDVもあり、自分が日々どんなに苦労しているか。

死んでしまいたいくらい、75才だし。でも、夫とともに、自殺すると子どもたちに迷惑、悲しい思いや大変な思いを掛けさせるkとになるし。。。。

電話の向こうで涙ぐむ

どきどきに相づち

ケアマネも1月に一度は訪問してくれるし、介護サービスも利用しているけど、財布との相談だし。

施設入所については、もっともっと困っている人がいるかもしれない、自分さえもっと「がんばれば」と、ぎりぎりまで自殺まで思い詰めるほど大変な日常なのに、他の人のことを思いやっておられる・・・・・

なるほど、

こんなに自分が頑張っているのに、生活保護に人はなんだ、公務員はなんだ、議員はなんだ、

よのなか、社会、への敵意は増幅していく・・・・



自分の今の状況、これまでのこと、泣いたり、笑ったりしながら話す。

名前と住所、電話番号も教えてくれました。

宿題はいただいたけど、1時間半、お話して、今回の場合はなにか私がお役に立てたとは思えないけど。

こんな一人一人の苦しみがあること、先生、ちゃんと判って下さい、そのことを受け止めながら仕事して下さいね、と、静かに語る

家の中で修羅場的なことが起きていても、外に、近所にはみじんも感じさせないのよ、と。



家族の事思い、家族のために、必死に耐え、頑張ってきたから、今の世の中でおきていることへの、批判、怒りもすごい

カウンセラーだったら、もっと、心のひだに入りこんで、この方へ、もっと、希望、いやし、エネルギーを吹き込んであげられるのでしょうか

介護保険制度のサービスがこうした状況の人には不十分だということはひしひしとつたわりましたが。

次の行動予定もありましたので、こちらのほうから、今日はここまで、止めました。