2016/12/20

相模原 公民館有料化問題 一般質問

本日、一般質問を行いました。

テーマは「地域の宝・誇り・魅力を地域振興に生かすことについて」です。

1)本市で開催された全国公民館研究集会で本市は何を発信したのか
2)公民館の貸室利用に係る使用料導入について
3)地域の宝、魅力発信について
 ア、相模原の文化財の特徴と活用の現状、今後の取り組みについて
 イ、尾崎行雄を市民に広く周知する活動への支援について
 ウ、岡本太郎の「呼ぶ赤い手・青い手」について
 エ、市が発祥の地である、ハナモモの木について

公民館有料化について、教育委員会が12月8日で、全公民館運営協議会への説明会を終了し、庁内検討に入っていこうという段階です。
これまで、日本共産党市議団は連続して質問してきましたが、改めて、
この間の経過、議論を踏まえて、質問しました。

今回は公民館利用の実態と教育委員会の考え方の矛盾、公民館のあるべき姿、等について、取り上げました。

1問目は以下の通りです。
答弁と2問目以下は、議会録画放映でご覧ください。
今後、関連資料等、紹介していきます。




日本共産党の松永千賀子です。 一般質問を行います。

 

先人たちが大切に守ってきた地域の宝・誇りに目を向け、本市の魅力を市民自身が認識し、市内外に発信し、地域経済循環、内発型経済振興に生かすことを求めて、順次伺います。

 

まず、まさに、本市の宝である公民館についてです。

本年825日から2日間にわたり、本市を会場に38回全国公民館研究集会神奈川大会が、行われました。本市にとって、初めてのことです。

 

 本市の公民館活動、社会教育活動は「住民主体、地域主義、教育機関として、貸館の無料」の4つの原則を大切にして運営され、全国的にも評価されてきましたが、本市の公民館活動について、今回の集会では、全国に何をアピールしたのか、伺います。

 

日本共産党市議団は、様々な観点から、公民館は無料を継続すべきであることを繰り返し、主張してきました。

これまでの議論、そして、この間の経過を踏まえて、質問いたします。

 

市教育委員会は、9月から各公民館運営協議会をまわり、12月8日で32館、全公民館での説明、意見徴集が終了しています。日本共産党市議団は、直接議論をお聞きしたいと、ほとんどを傍聴させていただきました。

様々な質問ご意見がよせられていますが、現時点で、教育委員会はこれらの意見要望をどのように受け止めているか、まず伺います。

 

今回の説明会で、有料か、無料か、減額、免除の対象であるかどうかは、公益性があるかどうかで判断していく、との考えが示されました。「地域還元」については、先の社会教育委員会議で指摘されたことですが、ここでは、公益性の判断基準、減額、免除の基準の考え方について、伺います。

 

説明会では、全公民館のコスト6億円を、100%負担してもらうとしたら、として示された料金例に委員の方の驚きや質問に対し、担当職員は「利用者に配慮した料金設定や減免を行っていきたい」と回答しています。

委員からの無料継続を求める意見や有料化に対し、鋭い反対の声もありましたが、説明会の流れは、全体的には、先に有料化ありきの説明会でした。

 こうした説明会の在り方についても批判的な声も出されました。

全公民館の維持管理コスト6億円のうち、市民に負担を求めたいとする負担割合の考え方について伺います。他の「公共施設」と同じ考え方に立つのか、どうか、という点です。

 

利用者の負担割合に配慮した料金設定とは、具体的に何を示しているのか、という点です。

 

今年から値上げになった42公共施設は、市の最終目標額に近づけるために、3年ごとの見直しをしていく、つまり、その都度の値上げの可能性がありますが、先の9月会議では、公民館も他の公共施設と同じように、定期的に見直ししていく、と明確に答弁されています。公民館も低額での使用料で出発しても、見直しで、値上げされていくということになるのではないか、という点です。

 

施設運営のコストが上がれば、当初の使用料よりもあがるのではないか、また、利用団体の構成員がすくなくなれば、一人ひとりの負担額が高くなる、ということが生じてくる可能性も考えられます。お考えを伺います

 

当初から有料を想定して建設される、公共施設と違い、公民館は社会教育施設である、という基本的考えから根本的に乖離してしまうことになるのではないでしょうか。

私たちは、これまでも、いろいろ述べてきましたが、ここで、

様々な市民団体から市に無料継続を、の要望書が寄せられています。関連する部分を紹介いたします。

「公民館といえば相模原と言われるほど、他市からも認められるこの財産(たから)を無くしてしまっていいのでしょうか?

有料化すれば公民館は「公民館」でなくなり、単なる貸し館

になり、社会教育の拠点としての機能を失うおそれが大きくなります。時代や社会のありようが変わっても、変えてはならない、もの、守るべきものがあるはずです。

むしろ、こんな時代だからこそ、人が集い結び合い学びあい、ともに育つ拠点として、公民館が必要なのではないでしょうか。学習権は、一人ひとりの市民が自己を形成し変革しつつ、社会とのかかわりの中で、自分らしく生きていくための生存権としての権利であり、社会教育の保障は自治体の重要な責務です」

以上ですが、市民にとって、相模原の公民館活動をいかに誇りにしてきたか、がひしひしと伝わります。

 

市の宝として、引き継いできた、公民館活動をさらに、時代が求める、地域課題を市民とともに、担う拠点として、また、出会いの場、生きがい作りの場、誰にも開かれた公共施設として、利用できるよう、使用料無料を継続すべきと考えますが、再度伺います。

 

次の項目では、市の魅力、宝を地域振興、地域経済循環にもっと生かしてほしいとの観点から、数多くある中から、時間の関係で、まず4つを取り上げ、具体的に現状、取り組み、今後についてのお考えを伺います。

 

まず、1つは相模原の文化財の特徴と活用の現状、今後の取り組みについてです。先日、民間の冊子「相模原ウオーカー」が発行され、その中で市の貴重な文化財が取り上げられていました。

国内唯一の約2万年前の日本最古の住居跡がある田名向原遺跡や南区の磯部にある幕末期の豪華な旧中村家など、全国的にも貴重な文化財が紹介されています。私も緑区の文化財の発掘現場や、中央区、南区の現地に行ってきました。歴史を保存し、伝える仕事がこうして緻密に続けられていることに感動しました。

文化財的に極めて価値ある、貴重なものが本市にあること、市民にまだまだ、十分に知られていないのではないかと思います。市民に知っていただき、見ていただく、教育等で活用していくなどで、本市の魅力再発見につながるのではないかと思います。本市の文化財の特徴と魅力発信の取り組みについて伺います。

 

次に、尾崎行雄を広く市民に周知する活動への支援についてです。

 尾崎咢堂を全国に発信する会が長い間、様々な活動をされておられます。

先日も尾崎咢堂記念事業としての第14回演説大会が行われ、若い世代の現代に生きる思い、を演説、弁論として発信する姿に私は大変感動しました。

ITの時代、インターネットで情報が飛び交う時代ですが、心から心に訴える、「言葉」の力を感じました。

全国の自治体を紹介する「都市データパック」のなかで、相模原市の出身者の最初に紹介されているのが、尾崎行雄 (政治家)です。国会でも超党派でその偉業がたたえられています。

憲政の神様と謳われる尾崎行雄記念館が生誕地津久井ありますが、建設後60年を過ぎており、老朽化が進んでいます。今後の整備計画や維持管理について対応が必要ですが、どのように考えておられるか、伺います。

 

 また、2014年度から市民団体と協働して「尾崎咢堂記念館活性化事業」を進めてきたと思いますが、今年度で最終年度を迎えますが、その成果と今後の取り組みについて伺います。

 

西門買い物公園道路にある岡本太郎作品「呼ぶ 赤い手・青い手」は、1982年に商店街活性化のために、制作された作品とのことですが、世界的にも著名な岡本太郎作品でありながら、今まで補修がされず、貴重な美術品としての価値を失う恐れがある事態となっています。

 住民有志が修復費用を集めるためのチャリティーイベントを行ったこともあったようですが、修復に至らず、今日に至っています。

2009年に西門商店街協同組合から市に寄贈されていて、現在は市が管理する立場にあります。岡本太郎作品は再評価されており、市民にとって、身近な地域で鑑賞することができることや、また、市所有の貴重な芸術品、地域資源ということから、シティセールにも生かせるよう、活用方策等を考えていく時ではないかと思いますが、見解を伺います。

 

最後に市が発祥の地であるハナモモを市民にお知らせしていくことについてです。ハナモモは、横山公園にあった旧県園芸試験場相模原分場で、1973年から長年、品種改良を重ねてきたもので、花がさいている期間も長く、花の色も白、ピンク、赤色のグラデーションので、目を楽しませてくれます。

相模原の市の花として象徴的な花はいろいろありますが、合わせて、ハナモモは相模原市が発祥の地、という点を、もっと市民に知っていただき、市に広がることで、市の雰囲気が変わり、市の魅力として、イメージアップにもつながるのではないかと思います。

 市民へのお知らせを工夫することについて、お考えを伺います。

 

以上で1問目を終わります。